幕末に重ねてみた

与野党に対立軸ってないよね、と認識した結果、今度の(だけじゃなさそうだけど)選挙って何なの?と考えて見ました。

結論から言うと、これって倒幕運動ですね。

如何にいろんな服をきてみせようと、中身はそれしかない。馬鹿にしてんのかw
なんかニュースで読む政策やら発言やらみると、まあ馬鹿にされてんでしょう。隠そうとしてないし。

ともあれ政権取る取らないの話でしかないので、色んな藩が野合した幕末には対比可能かなと思う訳ですね。

一応野党が合意した案件引用しておきます。

1、憲法に基づく政治の回復
2、科学的知見に基づく新型コロナウイルス対策の強化
3、格差と貧困を是正する
4、地球環境を守るエネルギー転換と地域分散型経済システムへの移行
5、ジェンダー視点に基づいた自由で公平な社会の実現
6、権力の私物化を許さず、公平で透明な行政を実現する

フワっとしてるとしか言いようないですが、それはさておき。

1.護憲vs改憲
が結節点みたいです。他自民党とかわんねーんだよなあ。
まあ何かを守ろうとすると保守化しちゃうよねってツッコミたいのを我慢して。

これは幕末期における尊王vs佐幕に比定できそう。
昔は護憲といえば社会党でした。
なので社民は尊王の言い出しっぺである水戸藩と見ることが出来ます。内紛で力失くして実際には何の影響力もないとこまでソックリw。

仕掛けたと思われる共産党ですが、長州藩なんですかねえ。長州藩は藩内が佐幕にブレた事もあったんですが、共産党はなさそう。日和った、あるいは戦術的転進を選択したとはいえ、戦略目標のための戦術というスタンスがハッキリしている点は評価しても良い。

じゃあ肝心の立憲は?というと、戦略も戦術もなく「倒幕できれば何でも良い」しかない、けれど(候補者立てる)力は持っているという点で薩摩藩なのでしょう。立憲の島津斉彬たる小沢一郎は(全然共感しないけど)何らかのビジョンは持っていた。今はなんとなく斉彬の作った流れに乗っていた人達が遺産を食いつぶしてるっぽい。あるいは斉彬の現状壊そうという意思だけ受け継いだ西郷隆盛のような誰かが慣性のみで動いてるのか。
現状だとオポチュニストの集団でしかない。

そうすると野党連合に距離を取った国民民主は、割にわかり易くて土佐藩あるいは福井藩なのでしょう。外から幕府を変えて行く。倒幕でなく公武合体を目指してるので自民党との連立もありうる。船中八策出せるかな?

れいわは良くわかりません。党のページ見て見ましたが各政策がブレ過ぎ、間口を広げすぎた結果定見はなくなってしまったのでしょう。流行りの言葉でいえばポピュリズムの極北見たいな感じですが、個人的にはこれはこれで有りと思います。皆の意見聞きます→皆の意見色々あり過ぎ→政党としては筋は通んないけど皆の意見尊重しよう。わかんなくもない。幕末的にはその他諸藩みたいなもんなのかな。なんとなく具体的に上げたいから岡山藩にしとくか。(岡山の人ごめんなさい。又岡山藩の幕末情勢詳しい人がいたら教えて下さいね。非常に上っ面なことしか知らないので)

以上。床屋政談+歴史ネタが面白かったので書いて見ました。

二大政党制による健全化とかいう寝言は聞く耳持ちません。対立軸のない政権交代とか、ぶっちゃけ派閥政治を政党レベルに拡大しただけじゃんw