C国TPP加入申請?

なんだそりゃ?と思った人は自分だけではないはず。
米中が繰り出している見えないパンチが、
見えるところに飛んで来たってことなんでしょう。ボクシング漫画の手が沢山飛び交う絵を連想しちゃいました。
これ、表の面、つまりTPP加入は(現在のC国の状態では)先ず認められない訳で
表の面では完璧な無駄打ちに見えます。

じゃあ裏側はなんだって話ですが、
すぐ考えつくのが加盟国への揺さぶりですね。加盟国反応見て情勢判断の材料にしようとしてるのではないか。又、英の加盟の邪魔するってのも狙い?。
しかしこれだけでは、余りコスパが良くない
ように思います。加盟国の足並みを乱すという側面はあるにせよ。
申請却下されれば、自国の影響力の限界を示してしまうことになるし、又、僅かとしても既加盟国との友好値下がるわけで効果に対して見合うコストでは無いような。

少し話が飛びますが、ほぼ同時に世界銀行
国別ランキングに不正があったという報道が出ました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210917/k10013263931000.html
また、ドイツが送って来るフリゲートのC国への寄港を拒否という報道が出ています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210916/k10013263221000.html
前日にはオーストラリアの潜水艦建造の報道が出ています。
https://forbesjapan.com/articles/detail/43393
元々フランスと計画していたものなので(その前は日本だったりw)当然フランスは不服でしょう。

下2つの記事は、EUに対しての影響が大きい事象に見えます。
一番上の記事は一見米側の仕掛けでのリークに見えますが、C国がEU親中派へプレッシャーをかけた可能性も有り得ます。

で、イギリスが抜けたEUで存在感を持つドイツはすぐに総選挙です。
独断と偏見に基づくと、この選挙の結果はEUの対中姿勢を決定づけるものになると思っています。そうでなくても常に慎重だったメルケルママが居なくなるのは大きい。

そして、ここにもうすぐ総選挙がある国がもう一つありますねえ。

これ(TPP加盟申請)ぜってえ日本に向けたサインでしょう。おそらく(味方になってよてのは無理筋だとわかってので)間に入ってよって言ってるんじゃないかしら。
ついでに新しく首班についた人間が、何らかの成果を直ぐに欲しがるって欲を刺激してる。

危険です。

これで、「もしかして俺キャスティングボード握っちゃった?」などとその気になって振る舞うと、仮に仲裁が上手く行っても、後で揺り戻しが来る。

考えて見て下さい。手打ちした米中、東西両側から巨大なプレッシャーを受け続ける日本。どんだけ絶望的な未来なんだよ。

緩衝国の役割は半島に任せ(緩衝国であることを受け入れたように見える)、シーパワー組のプレイヤーであり続ける事を切に望みます。今回ばかりは地政学的な要因を逃れることは出来ない。

なんか総裁選の共同記者会見で、ちょっと不安な認識してる人がいたんだよなあ。
今来てるラブコールは一時的なもんだぞ。